鈴木春信の塗り絵 14 見立半託迦

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見立半託迦(龍の飛び出す鉢を持つ女)

鈴木春信「見立半託迦」

鈴木春信「見立半託迦」塗り絵

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鈴木春信「見立半託迦」塗り絵 PDF

江戸時代はひと月の日数が29日と30日の月があり、それぞれ「小の月」「大の月」とよばれていました。太陰暦では3年に一度くらいの割合で閏月があり、「小の月」「大の月」も毎年変わりました。

そのため、その年の「小の月」「大の月」を知るために、人々は絵暦を使用していました。

宝暦末期ごろにこの絵暦にブームが訪れ、趣味人たちの間で、凝った絵暦を交換し合う「大小の会」が行われるようになります。

この作品もその一つで、前帯に「メイワ弐乙酉」「大弐(三)五六八十」、団扇に「正四七九十一十二」と記されています。

半託迦(パンタカ)は釈迦の弟子である羅漢の一人ですが、当世風の美女として描かれています。こうした見立絵は当時の流行で、傑作がいくつも生まれました。

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